小野寺史宜さんの小説「ひと」を、通勤中にオーディブルで聴きました。
派手な事件は起きません。
それなのに、最後は車の中で涙が出ました。
久しぶりに、心から感動した一冊です。
オーディブルで「ひと」を聴いてみる
聴き放題の対象作品です。初めての方は30日間無料で試せます
ひと小野寺史宜(祥伝社文庫)
- 聴き放題
- ヒューマンドラマ
- 帰りの車で
2019年の本屋大賞で2位になった作品です。
オーディブル版は約8時間50分。
2倍速なら、約4時間半で聴き終わります。
「ひと」はどんな話?(ネタバレなし)
主人公は、20歳の大学生・柏木聖輔(かしわぎ せいすけ)。
父を亡くし、さらに母も急に亡くなってしまいます。
ひとりぼっちになった聖輔は、大学をやめることに。
所持金もわずかで、途方に暮れています。
そんなある日、商店街のお惣菜屋さんの前を通ります。
コロッケを1個、人に譲ったことがきっかけで、そこで働きはじめます。
物語は、聖輔が商店街の人たちと出会い、少しずつ前を向いていく話です。
心に響いたのは、聖輔の誠実さ
この小説でいちばん好きなのは、主人公の人柄です。
聖輔はとても素朴で、まっすぐな青年です。
つらい状況でも、人のせいにしません。
目の前の仕事に、黙々と向き合います。
大きなことを言うわけでも、特別な才能があるわけでもありません。
でも、その誠実さに、聴いていて何度も心が動きました。
30代の父親になった今の私にも、まぶしく感じる生き方でした。
周りの人たちの、さりげない優しさ
聖輔のまわりには、温かい人たちがいます。
お惣菜屋さんの店主や、商店街で出会う人たちです。
誰かが大げさに助けてくれるわけではありません。
ちょっとした言葉や、何気ない気づかいです。
そのさりげない優しさが、じんわり心に響きます。
「人ってあったかいな」と、素直に思えました。
最後の展開に、涙が出た
物語は、静かに淡々と進みます。
スリルやサスペンスはありません。
でも、だからこそ、最後の展開が胸にきました。
帰りの車の中で、思わず涙が出てしまいました。
こんなに感動したのは、本当に久しぶりです。
どんな結末かは、ぜひ自分の耳で確かめてみてください。
オーディブルで聴いてよかったところ
「ひと」は、耳で聴くのにとても向いている小説だと感じました。
- 登場人物が多すぎず、名前を覚えやすい
- 話が淡々と進むので、2倍速でも追いやすい
- 商店街の景色が、頭の中に自然と浮かぶ
私の通勤は片道1時間です。
2倍速なら、往復2日ちょっとで聴き終わる計算になります。
通勤で聴くと、何日で読める?
「ひと」はこんな人におすすめ
とくに、こんな人に聴いてほしい一冊です。
- 仕事帰りに、ほっとできる話を聴きたい人
- ハラハラより、じんわり温かい話が好きな人
- 最近、心から感動していないと感じる人
- まじめにコツコツがんばっている人
逆に、スリルや大どんでん返しを求める人には、少し静かに感じるかもしれません。
同じ作者の「まち」もおすすめ
「ひと」が好きになった人には、小野寺史宜さんの「まち」もおすすめです。
同じく、人の優しさが心にしみる小説です。
「まち」は、以前の記事でも紹介しています。
あわせて読みたい通勤で聴いてよかった小説5選|オーディブル聴き放題で選んだ本まとめ:人の温かさを、通勤時間に
「ひと」は、大きな事件のない、静かな物語です。
それでも、聴き終わったあとに心がふっと軽くなります。
- 素朴で誠実な主人公に、心が動く
- 周りの人のさりげない優しさが沁みる
- 最後の展開は、涙なしでは聴けない
オーディブルなら、聴き放題で追加料金なしで聴けます。
いつもの帰り道を、温かい時間に変えてみてください。
無料期間中に退会すれば料金はかかりません
※聴き放題の対象作品は変わることがあります。2026年10月時点の情報です。
最終更新:2026年10月16日

