「うちの子、とにかく乗り物が大好きで、消防車やトラックの絵本ばかり読みたがるんだよな…。でもなかなかいいのが見つからない」
そんなふうに悩んでいるママパパ、いませんか?
乗り物好きな男の子って、絵本を選ぶときも「乗り物が出てくるか」が最優先条件になりますよね。でも乗り物の図鑑系絵本だと読み聞かせとしてはちょっと物足りないし、かといってキャラクターものを買ったら「乗り物のシーンがちょっとだけ…」なんてこともあって、なかなかぴったりくるものが見つかりません。
そこでぜひ試してほしいのが、おさるのジョージシリーズの「乗り物テーマ」作品です。
わが家の息子は乗り物が大好きで、消防車・電車・ダンプカーはもう大のお気に入り。そこで試しにおさるのジョージの乗り物シリーズを読み聞かせてみたところ、「もう1回!もう1回!」と毎晩せがまれるほどのヒット作になりました。
この記事では、実際にわが家で読み聞かせた**「おさるのジョージ しょうぼうしゃにのる」「おさるのジョージ とっきゅうにのる」「おさるのジョージ ダンプカーにのる」**の3冊を、ママパパ目線で正直にレビューします。どれから読めばいいか、それぞれどんなお話かもわかるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
おさるのジョージって?シリーズをざっくり紹介
おさるのジョージは、H.A.レイとM.レイ夫妻が描いたアメリカ生まれの絵本シリーズです。初版は1941年で、現在も世界75か国以上で愛され続けている超ロングセラー。日本では岩波書店から翻訳版が出ています。
主人公は好奇心いっぱいのおさる「ジョージ」。黄色い帽子のおじさんと一緒に暮らしながら、気になるものに片っ端から手を出し、毎回ドタバタを巻き起こして…最後はハッピーエンド、という構成になっています。
シリーズ全体を通じた最大の特徴は、ジョージが**「失敗しても前向き」**なキャラクターであること。好奇心のまま行動して失敗しても、ジョージはへこたれない。そのポジティブさが、乗り物好きで行動的な男の子の気質にとても合っています。
現在、岩波書店から出ているシリーズは30冊以上あり、その中でも乗り物がメインテーマの作品が何冊か存在します。今回ご紹介するのはその中から、特におすすめの3冊です。
乗り物好きな男の子がハマる3つの理由
ジョージの乗り物シリーズが「好きな男の子のツボを直撃する」理由は、大きく3つあります。
① 主役は乗り物。ジョージが「乗る」から子どもが興奮する
乗り物好きの子は、「乗り物が出てくる」だけでも喜びますが、それが「誰かが実際に乗っている」シーンだと興奮が倍増します。
ジョージシリーズの乗り物作品は、乗り物が背景に登場するだけでなく、ジョージ自身がその乗り物に乗って大活躍(+大騒動)するのが特徴です。消防車なら消防署まで行って実際に乗り込むし、特急列車なら車内を歩き回って車掌さんを困らせる。子どもが「ジョージと一緒に乗っている気分」になれる臨場感があります。
② 乗り物の「はたらく姿」がリアルに描かれている
乗り物好きの男の子は、乗り物が「何をするための乗り物か」にもすごく興味を持っています。消防車なら「火を消す車」、ダンプカーなら「土を運ぶ車」という機能面への理解が深まることで、乗り物への愛着がさらに増します。
おさるのジョージの乗り物シリーズは、ドタバタのストーリーの中で自然とその乗り物の「役割」が描かれるので、楽しみながら乗り物の知識が身につくのが嬉しいポイントです。
③ ページをめくるたびにドキドキが続く
ジョージのドタバタ劇は、「次はどうなるんだろう?」というワクワク感が連続します。乗り物にまつわるトラブルや騒動が巻き起こるたびに、子どもは「あ!ジョージまたやった!」と笑いながら話に引き込まれていきます。
集中力がまだ短い年齢の子でも、ジョージのドタバタに引っ張られて最後まで聞いてくれるのが、読み聞かせするパパ・ママにとっても嬉しいところです。
乗り物好きに特におすすめの3冊
それでは、わが家の息子が実際にハマった3冊を順番にご紹介します。
① おさるのジョージ しょうぼうしゃにのる
こんなお話
ジョージはある日、黄色い帽子のおじさんと一緒に消防署の見学に行きます。消防車のカッコよさに目を輝かせたジョージは、思わず消防署の中をうろうろ。ところがひょんなことから本物の消防車に乗って出動することになって…というドタバタ劇です。
読んでみた感想
消防車は男の子なら「赤くてカッコいい!」と思う乗り物の筆頭ですよね。息子もページをめくるたびに「しょうぼうしゃ!」と指さして大興奮でした。
特にジョージが消防車に乗り込むシーンは、まるで自分が消防士になったような気持ちで聞いてくれていました。消防士さんの活躍する場面もあるので、「消防士さんってすごいんだね」という話にも自然と発展して、読み聞かせの後の会話も弾みました。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | おさるのジョージ しょうぼうしゃにのる |
| 著者 | M.レイ・H.A.レイ 原作、福本友美子 訳 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| 価格 | 1,100円(税込) |
② おさるのジョージ とっきゅうにのる
こんなお話
ジョージは黄色い帽子のおじさんと一緒に、特急列車の旅に出発します。ところが好奇心旺盛なジョージは車内を歩き回るうちにいろんな騒動を巻き起こし…。列車の中で次々と起こるハプニングが笑いを誘う一冊です。
読んでみた感想
電車好きな男の子は、「電車に乗っている主人公の絵本」というだけでもうテンションが上がります。息子は電車や新幹線が大好きなので、この本は特に食い入るように聞いていました。
電車・新幹線が好きな子にとっては、三冊の中でいちばん「自分ごと」として楽しめる一冊かもしれません。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | おさるのジョージ とっきゅうにのる |
| 著者 | M.レイ・H.A.レイ 原作、渡辺茂男 訳 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| 価格 | 1,100円(税込) |
③ おさるのジョージ ダンプカーにのる
こんなお話
公園でダンプカーを見つけたジョージ。山盛りに積まれた土の上ではしゃいでいると、荷台がかたむきはじめ、なんと池の中に土の島ができてしまって…。ハプニングを喜んだのは池のアヒルたちでした、というほっこりとしたオチが待っています。
読んでみた感想
この本のすごいところは、ダンプカーのメカニカルな動き(荷台がチルトする仕組み)が自然な形でお話の中に組み込まれている点です。ダンプカー好きな男の子なら「荷台が動いた!」という場面でものすごく興奮します。
息子はこの本を読んだあと、砂場でプラスチックのダンプカーで土を積んで「傾ける」遊びをするようになりました。絵本の世界が実際の遊びと結びついたのが、読み聞かせの効果として嬉しかったです。
最後のアヒルたちが喜ぶシーンは、子どもにとって「ジョージのドタバタが結果的に誰かを幸せにした」という気持ちよい着地点になっていて、読み終わったあとの雰囲気がとても温かくなります。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | おさるのジョージ ダンプカーにのる |
| 著者 | M.レイ・H.A.レイ 原作、渡辺茂男 訳 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| ISBN | 978-4-00-110928-3 |
| 価格 | 1,100円(税込) |
3冊の中でまず最初に読むなら?
「3冊全部気になるけど、最初の1冊はどれがいい?」という方へ。
お子さんの一番好きな乗り物に合わせて選ぶのがおすすめです。
消防車が大好きなら「しょうぼうしゃにのる」、電車・新幹線好きなら「とっきゅうにのる」、工事車両・はたらく車が好きなら「ダンプカーにのる」という選び方が、ハマりやすいと思います。
どれを選んでも、ジョージのドタバタが楽しいので大外れはありませんが、やはり「知ってる乗り物が主役」だと最初の食いつきが全然違います。
一方で、「どれが一番読み聞かせしやすいか」という観点で選ぶなら、個人的には**「しょうぼうしゃにのる」**がおすすめです。消防車はほとんどの男の子が大好きですし、消防士さんという職業への興味にもつながるので、読み聞かせの後の話題が広がりやすいと感じています。 <div class=”affiliate-box”>
気になる点も正直に書きます
どんな絵本にも向き不向きはあります。おさるのジョージ乗り物シリーズについて、デメリットも正直にお伝えします。
乗り物の描写が図鑑ほど詳しいわけではない
あくまでもストーリー絵本なので、乗り物の名称や仕組みを細かく学ぶには図鑑のほうが向いています。乗り物の知識を身につけさせたいというより、乗り物を通じてジョージのストーリーを楽しんでほしいという気持ちで読むのがちょうどよいです。
子どもがジョージの真似をすることがある(笑)
これはデメリットというより「あるある」なのですが、息子はジョージの真似をして乗り物のおもちゃで予想外の遊び方をするようになりました。絵本の影響力の強さを実感しています。
まとめ:乗り物好きな男の子にはジョージの乗り物シリーズを
この記事のポイントをまとめます。
- おさるのジョージの乗り物シリーズは、乗り物好きな男の子の「好き」にまっすぐ刺さる絵本
- ジョージ自身が実際に乗り物に乗って大活躍(+大騒動)するので、乗っている気分が味わえる臨場感がある
- ドタバタしながら乗り物の「役割」が自然と描かれるので、楽しみながら乗り物への理解が深まる
- しょうぼうしゃ・とっきゅう・ダンプカーの3冊は、どれも読み聞かせのたびに盛り上がるパパ保証の一冊
- まず最初の1冊はお子さんの一番好きな乗り物で選ぶのがおすすめ
乗り物好きな男の子の「好き」に合った絵本に出会えると、読み聞かせの時間がぐっと豊かになります。ぜひわが家の絵本棚に1冊、加えてみてください。

